2009.01.07 あ・える倶楽部
思い出の新婚旅行再び。part2
思い出の新婚旅行再び。PART1からの続き。。。   北海道 (札幌、小樽、洞爺湖、函館) の旅 トラベルヘルパー ・大沼陽子 あ・える倶楽部から繊細な連絡要綱を頂戴し、福島始発の新幹線で上京。羽田空港が新しくなってからは始めてであり、東様とは羽田空港で初対面、当初からうろうろでは依頼者に不安を募らせます。早く行ってリムジンバス降車位置からの動線や手続き窓口などターミナル内をしっかりと確認済みにしておきたかったのです。福島からモノレール乗車までは慣れたもの、のんびりと景色を眺めながら終点で下車。依頼者への準備品として砂糖不備に気づき、朝食はマックでコーヒーを注文、キャラメル包装のような砂糖を4個ゲットする。その後、トイレやバス停を確認し搭乗手続き窓口へ。???JALの窓口が見当たりません。「第2ターミナル」はひとつ手前で下車でした。失敗!待ち合わせ時間30分前、モノレールの時刻表をみて、あわわわ、、、無料巡回バスがあると聞き一目散にダッシュ!発車寸前のバスに飛び乗りホット一安心。「早く出てきて良かった?」書類にしっかり目を通していたはずなのに記憶なし。一瞬、「お歳」の不安が過りました。今回の旅行ではこれまでに無く「しっかり確認!」と自分自身に言い聞かせてのスタートです。 ハッピー記念旅行記 第1日目 晴れ リムジンバス到着所2F、12番、A様へ待機中の連絡を入れる。10:25:A様からの携帯電話、「到着しましたがどちらにおりますか?」3番へ降りたとの事でダッシュ!車椅子用の降車位置でした。私もどちらかなと考えて中間で待機中ではあったのですが、間隔が長?いのです。マラソン選手冥利に尽きます。初対面では駆け寄りながらのご挨拶になり、東様ご夫妻に私の第一印象はどのように写ったのでしょう。お伺いしてみたいところです。自己紹介後、すでに搭乗手続きの待機指定時間をお知らせし、それまでの間、空港内を見学し手続き前にトイレ誘導。搭乗は機内用の車椅子に乗り換え、係員が介助、優先的に機内座席まで案内してくださる。搭乗する時に車椅子の大車輪をはずし、小回りの効く直径20Cmほどの車輪で操行する。優先乗客は私たち3人と車椅子の若い男性だけ。今日の札幌到着後の希望や予定をお伺いしながら気楽におしゃべりをするも、THとしては二人の時間を妨げないように、極力話題に入らないようにも気配りをする。座席3列では東様の意向に甘えるも、E様が真ん中で私が窓際、THはやはり通路側と思いつつ離陸。上空からの景色などをE様に時々声賭けをしながら、デジカメで写し見ていただく。ご主人は職業柄でかなりの知識人、お話し上手で、時折THへ問いかけもされドキ!知らないことは正直に「NO」とお答えするももう少し調べておくべきだったと反省する。 羽田発11:30は15分遅れで出発、新千歳着13:10。前列の私達は、スチワーデスから「お手伝いいたしますので最後までお待ち願います」と言われ、降りる乗客を見ていると、後方から途切れることなくぞろぞろと出てくる。いつの間にこんなに多くの人が乗ったのでしょうか、3人で驚きながら待つこと30分。入り口が数ヶ所ある?ない?Aさま、スチワーデスへ問う。ほぼ満席の568人?とのことで出入り口が1つなら会話が弾んで気づかなかった、ということになり3人で笑う。昼食は空港内の売店で低カロリーのお弁当を調べておいたのですが、A様、新千歳空港内で札幌ラーメンを食べたいということになりました。新千歳空港はお互いに初めての空港内、見学をしながらラーメン店を探す。思うように見つからず、お二人に待っていただき食事処のフロアを駆け足で一周、ラーメン店のメニュウーを調べてご案内する。A様はしょうゆラーメン、E様と私は味噌ラーメン大盛りを2等分。「旨い!」とても美味しいスープで飲み干しそう。TH:「夕食に美味しいかにを食べるので少し我慢しましょうか」とE様の摂取量に気配りをするものの、E様はもう少し飲みたい様子、ご主人も「特別な日だし美味しいからもう少しいいよ」E様は静かに嬉しそうにいただきました。この時のご夫婦の雰囲気から、THは内心に、この旅行が満足のいく思い出になるように努力することを誓いました。 14:55:リムジンバスで宿泊先の全日空ホテルまで。幸いすぐ近くで停車し車椅子介助でチィックイン。ツインの部屋は8F,シングルは5Fとのこと。A様の部屋へ直行し夕食までの予定を検討する。「炉辺焼き・いろは」は昔、A様が利用された所とのこと。ホテルで調べてもらったところホテルからはかなり離れた場所で断念。ホテル周囲を散歩しながら探そうと言うことで、私のガイドブックからお勧めのカニ料理店へ、少々探し尋ねて見つけたら既に廃業の看板あり。4年前の本だったので大失敗!新情報必見と反省でした。再び歩くも思うように見つからずTV塔前まで行ってしまった。そこで記念写真を撮り、札幌の地下鉄に乗ってみようと言うことで目の前の地下入り口からすすきのへ。地下電のホームは段差が少ないので車椅子ごと乗車できました。さすがすすきの、食べ処が沢山あり決め兼ねながら同じ道を往復し3人で決めたお店は大当たり!E様子希望のカに三昧。お二人の会話も和やかで私の「仕事」がこんなに楽しくて良いのでしょうか?と自問が起こりました。とてもよい気分で外へ出たら「ウッツ寒い?!」とご主人の声、E様、風邪を引いたら大変です。目の前のタクシーに飛び乗りホテルへ直行。22時過ぎになってしまいました。急いでA様と翌日の予定を決め終了。 第2日目 晴れ TH:6時起床、ジョギングのつもりでホテルから札幌駅までの動線と駅構内を下調べし小樽行きの時刻を確認してくる。 朝7時にA様の部屋をノックし起床を促す。 お二人とも直ぐに眠ってしまったとの事。THとして昨日の帰宅時間は遅すぎたと反省。お会いする前は、ホテル内でゆっくりと夕食し休息することをお勧めするつもりでしたが、お二人ともお元気でいろいろ見て食べるのが大好きな様子。私も張り切ってしまいました。 7:30:朝食はホテル内の和食処、一般的な献立、紅鮭、なすのに浸し、山海漬け、煮物、漬物焼き海苔、梅干、味噌汁、白飯。500Kcl弱と推測、E様のご飯だけを半分にする。 9:15:ホテルから駅まで車椅子で介助。朝の札幌駅付近を感じていただく。 A様、切符購入時にE様の障害手帳を忘れたのに気づく。そのまま一般料金で買おうとしたので、THが取りに戻ることを話す。ホテルまでの往復は約15分とみた。またしても駆け足!発車時刻に間に合いました。 9:55:札幌発の快速電車に乗ること約40分。途中から海岸線を走る路線があり、E様は海の中へ入って行きそうで怖いとの事。初めて見る景色にも驚いていました。小樽駅のホームには駅員さんが待機していて、エスカレーターを車椅子乗降に操作。このようなエスカレーターはエレベーター設置が難しい駅にあるとの事で、無いとしても現在は全国のどの駅でも車椅子対応ができるよう配慮されているとのこと。小樽駅は少し高台にあり、正面から港が見えるので船見坂といわれます。ご主人様がタクシーを考えましたが、E様がオルゴール館に行きたいとのことで巡回バスの片道切符をお勧め、2人分の料金400円で乗車できました。バスの窓から運河通りを眺め、5分ぐらいでメルヘン通り北一硝子前停留所へ到着、下車し小樽オルゴール堂本館まで車椅子介助。タイミングよくメルヘン交差点の蒸気時計が11時を知らせる。その音が古く懐かしい音色に浸ろうかと思いきや「ホゥオー。フゥー、プッフォォ」滑稽な音色で観光客と一緒に笑ってしまいました。お店の中はE様の欲しい品がたくさんあり、お二人の買い物に相談を受けるほど。昼食時間を少し遅らせることとし次はガラス館へ。後方で「プwォー」と鳴りました。11時半は1回のお知らせです。 堺町通りをゆっくりと車椅子介助をしながら、時間を考慮しガラスコレクションの特徴ある3店に絞る。それでも覗いてみたい、食べてみたいお店が次々に現れるも時間が気になり移動。歩道は石畳が多くE様の車椅子では車輪のサイズが小さいためにかなりの振動、抵抗を抑えようと私の上腕にも力が入りました。遂にA様が夕張メロンの缶ジュースを2本購入。ここで、TH持参のミニカップが役立ちました。分けて飲んだら少し甘すぎます。E様には2口でストップ。残りはTHがご馳走になってしまいました。その分、有名店らしき洋菓子店前で生チョコを試食催促し、Eさまの口の中へポン。二人でにっこり! 歩いているうちに北のウオール街、お二人とも「もう少し居たいね」「ここにも泊まりたいね」「また来よう」と名残がつきません。12時も当に過ぎ3人ともお腹が空きました。でも、「小樽なら生寿司だね!」とのこだわり、美味しそうなレストランを見ても妥協はしません。ぺこぺこで見つけた回転寿し、好物のネタから食し、E様の食欲にTH少々不安ぎみ。ご主人「今日は良いよ、後で減らせばいいから」と楽しい様子なのでお任せする。あちらこちら眺めながら歩いているうちに小樽駅へ到着。石畳の船見坂の介助は後半少々疲れましたが、A様に気を使わせないよう任務を全うする。体力ある私だからこそと健康に感謝する。 札幌着15:10 THの友人と構内で待ち合わせ。東様の意向もありお二人の旅行に一役お願いする。E様の新婚旅行の思い出地、「羊が丘」とお子様要望のお菓子購入を先行。タクシーよりレンタカーの方が安く、行動範囲が広くなるので友人に運転を依頼し、羊が丘、定山峡、六花亭、市内案内、時計台、地下街のコースとなる。羊が丘では車椅子を降り自力で歩行し羊を見る。その後、車椅子介助でぶらぶらと周辺見学。友人は六花亭へ行く前に定山峡温泉を勧めて案内する。日帰り入浴には時間不足、足湯は皆が未体験とのことで、友人が慣れたところでビューホテルの駐車場へ車を止め、観光施設の足湯まで出向く。午後4時にもなるとやはり山の空気は冷たく肌寒くなってきた。以外にも足湯は全身がぽかぽかしてきて、午前中から歩き通しだった足は福仁様も私も疲労感がすっかり取れて驚いた。足湯の効果抜群である。 六花亭ではお土産の相談をしながらたくさん購入しお店からの発送を依頼する。 A様、友人に問いかけをし、友人が運転をしながら応える。中島公園、北大を通り時計台のある大通り公園へ着く。付近は地下歩道建設で大々的な工事中、私は歩いてすぐに行けた時計台も車だと一方通行の規制がかかり、わからなくなりぐるぐるめぐりとなってしまった。夕食時間も考え、半ばあきらめかけましたが、お二人の希望もありようやく到着。そこで記念撮影となりましたが、私のデジカメが不調。A様のデジカメでは成功であることを祈りました。夕食は簡単にという事で札幌駅地下街の居酒屋へ入る。会話が弾み時間の心配が過ぎります。午後10時過ぎに友人と別れ、ホテルまで車椅子介助。E様用に持参したウインドブレーカーが役立ちました。 明日のチックアウトは10:30、起床時間、朝食を少し遅らせることとする。   続きは、PART3へ。。。