一期一会 地球旅 201 河口湖から富士山周遊の旅 ①

先頃、河口湖から富士山周遊をして静養をかねて2泊3日の旅を楽しんできた。8月末より少々体調を損ね、それまで非常勤ではあったが勤めも9月末でこれを辞し、養生に努めてきた。かかりつけのクリニックから中核の医療施設の受診と服薬を繰り返して真剣に回復を目指してきた。睡眠不足もひどく、精神状態もおかしくなり、午前中は意識朦朧、この数週間のことを思い返すと今もつらい。このまま復帰できないのではないかと思うとさまざまなことが走馬灯のように脳裏を巡り、終活も他人事ではないと思ったりもした。普段は、クルマか電車バスでの移動が主であり、コロナ禍で昨年春先からは感染を恐れてクルマに頼る日々であった。それも体力を落として衰弱もひどく、運転はおぼつかず、バスは混んでいて座れないことも多く、結局はタクシーを利用せざるを得ないことが多かった。タクシーの呼び方も覚えたが、この間のタクシー代はかなりの金額になっておりそれは痛かった。不安状態が昂じて、公的介護保険のサービス内容を調べることも必要ではないかと思ったり、一方では、自分が関わっている株式会社 SPI あ・える倶楽部のトラベルヘルパーサービスによる外出支援や介護旅行を当事者のものとして考えることもあった。そんな不安な日々を過ごすうち、11月に入って少しずつ食欲も出てきて、点滴の回数も少なくなってきた。体調不良以前からの循環器系(高血圧など)の服薬に加えて、今回の体調不良の要因に対する薬の服用と生活習慣の改善に努めることで次第に体力も回復してきた。通院や買い物など外出時にタクシーを使うこともほとんどなくなった。勤めを辞したことで時間的制約もなくなり、自由の身になり精神的な多忙さからも解放されてきた。弱っていた体調も徐々に回復し、運転も自信を取り戻したこともあり、家人と相談、息子にも呼びかけてかねてより計画していた今回の旅行を予定通り実行することになった。

11月20日、晩秋週末の東名高速は予想通り(?)かなりの渋滞であったが、小田原厚木道路を経て箱根路、元箱根から芦ノ湖岸を桃源台へ。次いでロープウェイで大涌谷へ上がった。ここは流石に観光客がいっぱいで名物の黒玉子(5ケ500円)には長い列。大涌谷は荒々しい活動を見せ、もうもうと白煙を上げていた。ひときわ火山活動が強かったため数年前はこのあたり一帯は閉鎖されていたが今は延命地蔵尊手前までかなり広い範囲が解放されていた。今回は、以前と違ってコロナ禍のせいであろうか外国人はあまり見かけずほとんどが日本人観光客であった。箱根では黒玉子と持参のおにぎりでお昼を済ませて御殿場ICを経て東富士道路を経て河口湖へ直行。宿へ着いたのは午後3時を少し回ったころであった。これまでの宿泊旅行では多くの場合、夕方宿に着くことが多く、入浴、夕食と慌ただしく、ホテル・旅館での滞在を楽しむことがなく、もったいない思いをすることが多かった。今回は、かねて2回宿泊した富士レークホテルに泊まることが主たるの目的であり、ずばりホテルライフを楽しむことと静養を目的としていたからであった。それも2泊3日をゆったり過ごしたいと思ってホテルライフと合わせて三つの目的があった。一つ目は、ホテルに二つある貸切風呂での入浴、二つ目は食事、三つめは河口湖付近と富士山周遊であった。富士レークは、は河口湖一帯では大型の老舗ホテルであるだけでなく、ユニバーサルデザイン(UD)(https://www.fujilake.co.jp/universal/)を意識してバリアフリー化(BF化)された施設と設備、そしてサービスに力を入れておられる。BFコーナールームや特別室として露天風呂のある部屋もあり、館内は多くのところでBF化されており、一般客はもとより、お身体に不自由のあるお客様へのおもてなしでも定評があると聞いている。UDを意識したこのホテルでは客室はもちろん、風呂、食事、貸出備品、館内の諸設備、送迎サービスに至るまで様々な工夫と取組みが感じられる。

長年BF化に力を入れてこられたこのホテルは今夏、パラリンピックで自転車競技の選手や関係者等200人をもてなしたとして9月6日日経新聞でも大きく報じられていた。施設設備だけでなく、多くの国からの選手団であって、マナーや風俗習慣の違い、食事もハラル(イスラム食)など多くの苦労もあったと思うが彼らはいずれも大満足であったらしい。滞在を楽しんだとして、感謝やお礼のメッセージなどの寄せ書きが大きく掲げてあった。

(写真、上から順に、撮影は筆者)
箱根・大涌谷の噴煙
パラリンピック選手団の寄せ書き(富士レークホテルにて)

(以下、次号)

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【あ・える倶楽部】の篠塚千弘です。
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