一期一会 地球旅 202 河口湖から富士山周遊の旅 ②

 今回は、富士レークホテル(https://www.fujilake.co.jp/)にある2つの貸切風呂を味わうことが出来た。1日目は東館階にある「檜風呂」富士山を眺望できることが自慢。しかし、今回は入浴時間が午後5時を回っていたのですでに暗くなっており、富嶽の絶景をながめることはできなかった。それでも50分の貸切時間は家族にも好評であった。2日目は、もう一つの「レイクビュー」、西館の3階にあり、窓外には河口湖が広がっている。BFが整っており、床に段差がないことは勿論、シャワーチェア、浴槽に入るためのリフト、着替えのためのベッドなどが置かれており、3~4人は同時に入れるほどで全体としてはかなりの広さがある。檜風呂に比べて、個人的には、こちらの方がゆったり、ゆっくり入浴できた。時間は60分間。よく言われることだが、障害のある方が使いやすい施設や設備は健常者にはさらに使いやすいといわれるが文字通りそれを味わったような気がする。

食事への期待。コロナ禍も収まり、滞在中の食事は楽しみであった。初日は、7階にあるプルミエ(Premier)でのフランス料理。エスカルゴのポワレ胡桃ときのこ入りの前菜に始まり、アントレは季節の料理、今回はジビエ(野鳥や野生の動物など)でエストラゴンとブラックペパー風味の鹿肉の煮込みシューファルシー、または鹿フィレ肉のグリエ、甘酸っぱいソース。全体としてはシェフのダニエル・パケによる11のコースから成る豪華版。但し、口惜しいかな不完全な体調であったこの日、自分は、テーブルに置かれたメニューを見て、最初から全部を食べていたのでは、アントレ(メイン)に行く前に胃の方が音を上げるのではないかと気になり、それぞれをひかえ目で食を進め、残りは息子に応援してもらったことであった。加えて下戸である自分はこの時もペリエ(発砲ミネラルウォーター)であったが、赤ワインであれば最高であろう。食事中、シェフのパケ氏が顔を出されて挨拶をいただき、嬉しかった。2日目は、富士和会席。蟹と野菜のリンゴ酢ジュレなど5種類の前菜に始まり、松茸の土瓶蒸しと続き、メインは洋皿富士レークホテル特製シチュー昭和7年(1932)創業当時のレシピがあり、和牛陶板焼き、きのこ炊き込みご飯と続いた。文字通り盛りだくさんで総料理長のご自慢であろう9つのコースから成っていた。前夜よりは体調を取り戻していた自分はほとんど完食であった。

世界文化遺産である「富士山 ― 信仰の対象と芸術の源泉」には20数か所の構成資産がある。ここ数年かけて富士宮市にある本宮はじめ北口本宮などの浅間大社や人穴、樹海、富士五胡などを巡っているが今回は五合目までのスバルラインドライブと展望を楽しみ、小御岳神社に詣でた。3合目辺りからすでに木々はほとんど葉を落とし、茶色に変わっていたが空は青く晴れ渡り、ふもと一帯迄の展望も開けていた。数日来の雪が道路わきに積もっていたが路盤に雪はなく、快適なドライブであった。五合目の土産物店をのぞくと観光客もかなりあった。ここも今は外国人をほとんど見かけることもなかった。海抜2500mとあって風が痛いほどであったがここから見上げる富士はほとんど白雪に覆われ青空に映え、頂上まで流石に堂々としていた。冷えた身体に、土産物店でいただいたレモン茶で一息つくことが出来た。ふもとへ戻り、忍野八海へ。ここも数年前は中国人や韓国人の団体に席巻されていたが今回はほとんどが日本人観光客であった。忍野ソバは家族にも好評であった。

晩秋の河口湖では、紅葉まつりがあり、夜間は美しくライトアップされ、こじんまりした散策を楽しむことが出来、とても良い思い出となった。昼間、下調べをしたときは来場者もクルマも多く、かなりの渋滞も見られ駐車場は一杯。紅葉めぐりと屋台などの出店を冷やかすなど楽しいひと時を過ごすことが出来たのであろう。春の連休でこの地を訪れた時は、本栖湖近くの芝桜祭りに行った。この時は、幹線道路である国道139号線から会場へ近づくにつれて延々たる渋滞で指定の駐車場に到るまで2時間以上かかったことを今も忘れない。観光地のイベントでは道路が限られているときは猛烈な渋滞が起きて入場者や観光客は勿論、一般の通行者も大迷惑である。このような状態は観光地の在り方とイベント運営、道路行政など総合的な調整が課題であろう。

前述の富士レークホテルでは、自家製のパンを出しておられ、これがなかなかの美味。来夏にはパン専門の店舗も開かれる計画だとか。Boulangerie de Lac Fujiという名前などがつけられるのだろうか。「『富士山が噴火でもしない限り』河口湖一帯は一流の国際リゾートに成り得る(していきたい)と思っておりUD化への取り組みはその一環として位置づけさせていただいております」、と井出泰済社長は意気軒高。身体に障がいのあるお客様であっても、このホテルであればお部屋は勿論、お風呂も含めて十二分に滞在を楽しめるのではないだろうか。施設やホテル内の設備は勿論アメニティも良く工夫されており、お食事はホテル側で趣向を凝らしていただけると思う。河口湖や富士山周辺の観光地もバラエティに富んでおり、観光施設やレストラン等は設備やトイレなどのBF化も進められており、一泊だけではなく連泊して楽しまれることをお勧めしたい。

個人的には、3度目の宿泊であり、2泊したこともあってホテル側でもいろいろ気遣っていただけたことが有難く、満足感いっぱいの今回の旅であった。

(写真、上から順に、ことわりのないものは筆者撮影)
レイクビュー貸切風呂(富士レークホテル案内より)
Premierでのフランス料理、鶏のクリームスープ セップ茸のムースと
五合目から仰ぐ富士山
河口湖紅葉祭 もみじ回廊

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【あ・える倶楽部】の篠塚千弘です。
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