思い出の新婚旅行再び。part3

思い出の新婚旅行再び。PART2からの続き。。。

 

3日目
曇り
TH6:30起床。7:40A様起床を促す。8:30朝食
昨日は和食、今日はバイキングにする。E様の車椅子を押しながら、Kcalを念頭に入れて食べたい物を選んでいただく。たくさんあると目が欲しくなり3人で少量ずつ分けながら摘むことにするも、沢山食べるTHと映ったようです。朝食後、A様の許可を得て旅行ケースの中身を整理する。手荷物を少なくしてあげて札幌駅まで車椅子介助。
11:04札幌発、12:15洞爺湖駅着。曇り空でお二人とも肌寒い様子。駅前辺りでの昼食を止めホテルで摂ることにし予約のホテル送迎バスに乗り込む。
A様、いつの間に情報を得たのか、列車に同乗していたスーツ姿の蒼々たる男性陣は来年のサミット開催地洞爺湖周辺を偵察にきたとか、外国人も混じりすでに始まっているとのこと。宿泊のウインザーホテルは高い山の上に建ち、前方に洞爺湖、後方に海が眺望でき素晴らしい高級ホテルです。チックインの時間帯には若い外人女性がピアノとフルートの演奏をしての歓迎と思われる。部屋は向かい合わせなので、湖側をA様に選んでいただく。ベットのサイドテーブルのスイッチを押すとカーテンが自動で開きベットにいたままで洞爺湖を見ることができるのです。朝の目覚めを楽しみにしていただきたかったのですが、残念ながら小雨になり一面ガスがかかり昭和新山も下界も見えません。麓から見れば雲の中でしょう。
ホテル内で昼食をと考えていた私たちは情報不足でした。庶民的な売店や販売機はありません。夕食のこともありざるそばで済ませました。夕食はフランス料理23,000?、低価格の和食は9,000?、A様も少々考えられたようです。でも、A様が選んだ食事処は、さりげなくセンスあるお料理とモダンな器、上品な味でおまけにカロリーも低く大変満足のいく食事だったとのことで一安心。このホテルでは出かける場所もないので、昨日までの疲れを癒すのには都合の良いスケジュールになったと感じました。ゆとりある時間で、E様とルームサービスの品々を見ては、持ち帰り出きる物やできない物等冗談を言って楽しみました。室内のユニットバスは畳一畳ほどあります。お二人でとも思いましたが、温泉地なので私とEさんで大浴場へ行くことにしました。当然バリアフリーと思って行ったところ、7?8段の階段がありその先はどのような経路なのかと思い、E様に下で待っていただき急いで浴場までの下見に駆け足。建物の構造からして下へ下へと降りていきます。待っていただいた階段からは40M位はあるでしょう。THがあまり遅いのでどこへ行ってしまったのかと心配したそうです。
通路を説明したところ、「行ってみたい」との事で階段は自力で上り下りする。車椅子はホテルの従業員に運んでいただく。浴場の手前はてっぺい石の飛び石と玉砂利です。車椅子を可能な限り介助し、そこから自力歩行。ゆっくり、ゆっくりと麻痺側の足の踏み込みを確認しながら進みます。二人で入浴ができた時はお互いに安堵し、E様から「こんなことができるとは思わなかったから嬉しい」といわれ、THの汗だくも爽やかな気分でした。A様も素晴らしいお風呂だったと気分爽快の様子。お二人の喜びに、Fさんありがとう!明日の予定を決め、今夜は早々にTHの任務終了。

4日目
曇り
7:40A様の起床を促す。帰り支度の準備をして朝食会場へ。
4箇所の会場を巡り、E様に都合の良い献立を下調べし、8:00;地下のビッフェバイキングを選ぶ。
披露宴会場を利用した大広間。E様はパンが好物、数種類を取り野菜も多めに食べていただく。ゆっくりとした食事の時間後は、E様とホテル内の売店に立ち寄り、お二人のお子様にホテルのお菓子を購入。チエックアウトの時は金髪の外人女性が金色のドレス姿で金色のハープを演奏していました。ウインザーホテルの雰囲気に溶け込んでいて芸術的でした。TH、その演奏者の前へ行きジェスチャーで会話。撮影の許可を得て、E様を傍にお連れして記念写真を撮る。THのデジカメでは今度も失敗。A様のデジカメに上手く撮られていることを再度祈ります。10:00;ホテル出発、洞爺駅に着く頃は霧雨もおさまり11:04洞爺湖駅発、函館駅12:49着 函館に向かって行くうちに窓外は雨、高級ホテルの感想や小樽の話題をしているうちに大沼公園を通過する。昼食は、ホテルの朝食が遅かったので函館で食べることとする。12:40函館駅到着、時々小雨となる天候。E様の両足をごみ袋で包みウインドブレーカーを着ていただく。湯の川温泉まではタクシーで30分ほど、数年前に訪れた所なので勝手がわかり案内しやすい。定期バス案内で時間表を調べ、車椅子乗車の確認をする。5分ほどの待ちで湯の川温泉行きバスに乗る。なぎさ亭近くのバス停とはいえ100M以上は離れていると思われた。海風が冷たく急いでホテルへ向かう。チッククインするも部屋へは午後3時とのこと、それまで函館ラーメンを食べに外出する。ホテルで薦められたお店は休業、少し遠い場所であったがこだわりを求めてラーメン横丁へ行く。またまた美味しい塩ラーメンに当たり!3人以上4人客へ餃子一皿サービスの看板に気がつきTH催促。A様、対人関係はとても良くお店の方ともいろいろお話され、旅は道ずれの高齢者4人組みにもサービスを教えてあげて喜ばれる。ホテルの部屋はA様とかなり離れていて複雑な廊下。火事にならないことを祈る。昼食が午後2時ごろだったので夕食を7時と決める。その間、函館見学をお勧めする。湯の川温泉からではタクシーが便利。数年前に利用した函館タクシーの運転手さんの名詞持参、理由をお話しその方を呼び出す。直ぐに来てくださり再会で思い出されて大変喜ばれる。A様の希望箇所と時間内での観光地を案内していただく。自由市場、石川啄木一族の墓、立待岬、レンガ群のお店、ここでもお二人はお土産を購入。午後6:30ホテルへ戻る。A様の体が少し冷えた感あり、夕食の7時指定を遅らせる。露天風呂付のお部屋なので利用しないではもったいない。夕食前にお二人で入浴されるようお勧めし、E様の入浴準備をしてあげてからTH、自分の部屋へ移動。夕食は午後7時30分となる。3人で浴衣を着ての食事、ここでは、カニやお刺身、鍋物、他にバイキングのように好物の料理を選べるように用意されていた。E様のいろいろ食べてみたい様子にご主人様「最後の日だから良いだろう、帰ったらまた粗食になるからね」「味噌汁はたくさん飲んだほうが良いよ」「これ上手いよ」とE様に差し出す。本当に優しいご主人様でE様お幸せです。
ゆっくりとした夕食を終えたのが8時40分。その後、E様に露天風呂の素晴らしさを説明すると入りたいとのこと。就寝前に露天風呂にお連れする。なぎさ亭の浴場は一番奥にあり、洗い場から20Mは離れていると思われる。係員へお願いし、シャワー椅子を持参して後ろから付いてきていただく。E様は自力歩行、慎重に介助する。入浴する時少し不安がりましたが、しっかりと抱き抱えてあげて2人で入浴。入ってしまえば浮力で体重が軽くなります。THの膝へ腰を下ろさせて海に近いほうへ前進。手すりにつかまりながら遠くの漁火を数え、潮風と波の音を聞いて、E様のお話を伺いました。そして、「帰りたくない。もう1日泊まりたい」と言われたのです。帰宅すればまた施設通いです。もう1日の希望を叶えてあげたいとご主人様も思われたことと推察いたしましたが、お店の仕事が待っているので、またの機会にとお約束されていました。明日は午後3時15分発の飛行機。午前11時チックアウトなのでゆっくり休んでいただくことにする。

5日目
晴れ
7:30A様の起床を促す。8:10:朝食はバイキング。車椅子介助をしながらE様の好物を選んでいただく。和洋の献立で又もや目が欲し少なめとはいえあれこれ取り合わせ味わう。チックアウトは11:00、その間にもう一度露天風呂入浴をする。E様の整容を済ませた後、最小限の荷物だけ残して荷造りをしてあげる。その後、福仁様ホテルから自宅への発送を依頼する。11時20分タクシーで朝市見学、一巡するも、どのお店にも同じ品物が並んでいて買う気が沸かない。様子を知った運転手さんが、行きつけのカニ専門店へ案内してくださる。そこは、生け簀からすくい上げたのを、直接茹でて当日発送し翌日には食べられるとのこと。試食も美味しさがはっきりとわかりました。おまけにあまりの安さにA様、THもびっくりでした。カニの発送依頼でお土産は終了。A様ご夫妻「お土産買いに来ているみたいだね」「買い忘れないかな」と楽しそうに話されていました。次は、函館山と思いましたが頂上が見えません。そこで五稜郭見学とする。五稜郭展望台は2年前に新建設されユニバーサルデザイン、障害者優先で利用しやすくなっていました。展望台から眼下に見る星の形の外堀にお二人も興味を示され、A様、しっかりと歴史展示を読まれる。その間E様とはお土産覗き。土方歳三銅像前で記念撮影後、函館山麓の元町通り見学。聖ヨハネ教会、函館ハリスト教会、旧函館区公会堂、コマーシャルで有名になった日和坂(チャ―ミー坂)でお二人の記念撮影。13:30;昼食は運転手さん常連の市場裏の食堂で焼き魚定食、北海道最後の食事もまたまた美味しくいただき、A様ご夫妻「この旅行で食事は全部大当たり、まずい食べ物が一度もなかった」「また食べに来たいね」と大変満足されました。14:40;函館空港で搭乗手続きをする。再度空港内を見学一巡し優先口で待機。帰りの席はE様が窓際、TH通路側とする。機内ではお二人とも時折眠られるのでお疲れが出てきた様子あり。予定時間通りに羽田空港到着、車椅子を交換し空港ロビーへ出たのが17:25。A様はお店の事情で自宅到着は夜8時ごろにするとのこと。お見送りまでお供をするべきとも考えましたが、新幹線指定のこともあり18:00で空港内でのお別れとする。お別れ際にこの旅行で娘を誘ったが断られたのでJTBへ問い合わせしたところ、あ・える倶楽部を紹介していただいたとのこと。今回の旅行では家族でも、他のTHでも大変だったと思う。本当に助かりました。楽しい旅行でしたと御礼の言葉を頂戴できてTH、感無量でエスカレーターに乗りました。指定席キャンセルしないで正解。東京駅の混雑は凄かったです。20:19 福島駅到着
* 余談
体重減少、体調良好。E様に合わせた食事と間食まったく無し。私自身、甘党でなくて良かったとつくづく思った旅でした。ありがとうございました。

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篠塚千弘

【あ・える倶楽部】の篠塚千弘です。
トラベルヘルパーと「うれしい外出」をする方が増えてまいりました。なんでもいい、どこでもいい、その方が「あきらめた外」のご希望をいろいろな形でトラベルヘルパーで叶えていただきたいです。お出かけや介護旅行の相談はお気軽に【あ・える倶楽部】にお問合せ下さい!
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