2015.11.17 あ・える倶楽部
故郷富山へ。「最後だという思いで来てんだ」だったのが「今度は娘2人とも旅行に行きたい」と次の希望が生まれました。今回の旅が人生のゴールではなく新しい希望のきっかけとなったご旅行でした。
富山の実家に行きたい、親戚に会いたい。 富山中部高校に行きたい。 ご先祖様のお墓参りにいきたい。 神奈川から故郷富山へおこころの励みのご旅行です。     出発の際には、奥様、ホームの方が総出でお見送りをしてくださいました。 新しくなった富山駅の外観を見られたり、昔は二階にお土産屋さんがあったんだよ。などご自身が知っている富山駅とは雰囲気も変わり驚かれている反面、久しぶりの故郷の景色に涙組みながら感動されていました。
  念願のご先祖様のお墓参りです。
「お墓参りが出来て良かった。あえてよかった。」と涙ぐむように話されていました。 お夕食には念願のお刺身を食べることができたそうで、とても満足そうなうれしそうなお顔をされていました。   夜は寝ながら軍歌を歌われたり、昔の思い出をトラベルヘルパーに話して下さいました。   次の日、母校が新校舎になってからの姿をみていないということで見学されました。 中は授業中で入れなかったですが、以前にここには何があったんだ等、昔の姿と比べながら景色を眺められていました。
  ご自宅の仏様に挨拶をしたいということで、施設に入所するまで住まれていたご自宅へも行きました。 トラベルヘルパーと一緒に階段も上り、懐かしい家の風景を感慨深く見ていらっしゃいました。 また、ご自宅近くの神社をお参りし、お賽銭を上げたいということで寄りました。
神社近くの方に「〇〇さんですか?」と声をかけられ久しぶりの再会をされていました。     ご自宅の裏にある神通川沿いの土手を散歩。
この辺も以前とは景色が変わっていたようで、前はこんな道はなかったのになあとびっくりされていました。     久しぶりにお会いしたご親戚に、「これが最後になると思うから」と仰い、 今回の旅はそれなりの決意を持って来たということを伝えられていましたが、 お嬢様からは「それで、また来年も会ったら変だからそんなこと言わないの」と言われていました。   また、行きの電車内でトラベルヘルパーに、 「あんたも、若いうちに結婚しなさいよ」と自身の経験をもとにアドバイスして下さいました。 (ありがとうございます)