2016.04.14 あ・える倶楽部
ふるさと九十九里の海へ行きたかった、、、お母様の願いを叶えに御骨と一緒に。
うららかな春の一日、母娘のお出かけにトラベルヘルパーが千葉の九十九里までご一緒しました。
 
昨年テレビで、末期がんの女性がトラベルヘルパーと海を見に行く報道番組を見て、
自分の母親にもふるさとの海を見せてあげたいと思いつつも、希望を叶える前にお母様はお亡くなりになったそうです。
「とても後悔しているので、納骨前にふるさと九十九里の海を見せてあげたい」、と、あ・える倶楽部に涙ながらに電話をくださいました。
お彼岸に親戚に御骨をもって九十九里にいきたいと話をしたら辞めなさいと言われてしまったので、
葬儀屋さんやお寺の住職さんに相談したら、納骨前に御骨を持ち歩くことは悪いことではないと助言をいただいたそうです。
そして、お母様(御骨)、お嬢様、トラベルヘルパーで、ふるさと九十九里にお出かけしました。
 
お嬢様が考えたツアータイトルは「最後の故郷旅行」。
かつてお母様が暮らしていたお家の前で。
名物の海鮮丼をお母様と一緒に。
トラベルヘルパーは、生前利用されていた車いすに座ったお母様(御骨)の移動介助をしながら、
きらきら光るふるさとの海を見ながらお母様の思い出話をお嬢様から聞かせていただきました。
 
 
お嬢様は、
トラベルヘルパーが押す車いすに座ったお母様と九十九里の海を見ながらおしゃべりして散歩する、というお母様の生前に叶えたかったことを叶えることができ、
悔やんでいた気持ちも晴れ、最後は清々しい笑顔でトラベルヘルパーとお別れしたそうです。
 
 
トラベルヘルパーは、外出先での介助を得意としていますが、
 それだけではなくご家族のお気持ちに寄り添う外出もお手伝いさせていただいてます。